saikorohausuの日記

怠惰を求めて

いずれ誰もがPTA そして父の思い出

真偽はともかく、またPTAの話題が上がっていた。

PTAが各戸訪問して寄附の強制がどうのというやつ。

 

我が家も長子が小学生、そろそろPTA活動かと、のろのろと考えている所である。今年の春、学級委員の立候補は踏ん切りがつかずスルーした。

各地で慣習はまちまちとは思うが、うちの小学校は基本、一子につき一回は何か役員やってねとのこと。てことはうちは合計3回ということになる。

児童数に対してポスト足りるんか?ある程度バッファ持たせてんのかな。

気軽に話せるひょんな知り合いでもいないかと、PTA役員一覧を見てみる。当然新参者の私にそんな知り合いなどいなかった。

しかしよく見ると去年と同じ人が同じ役職を連投していたりする。その連投メンバーの中にはボランティアとして色々活動されてる方の名前もあり、もしかしたら引受手が見つかりにくい面倒な役職なのかと勘繰る。それとも、どうせ子供の人数分の年数をやるなら一度やって要領をつかんだ役職を連続したら多少ラクということかもしれない。あ、それいいな。

高学年になるほど重要ポストが割り振られている様子なので、その前に早いとこ済ませてしまうのも手である(2人目以降に備えた内偵も兼ねて)。しかしまだ下の子は子守が必要な年なので活動時に子守がいない場合どうするかの問題もある。

内情を知りたいのだ

私は仕事が在宅でそれなりに調整がきくので、PTAで諸々の作業が生じてもそれ自体は構わないと思っている。むしろ会計とかできるし手足を動かすようなものは全然やるよ?と思う。

ただこういうのって調整とか根回しとかのウェットな所が肝の業務になるんだろうな。明文化されない慣習もありそうだし、中が見えなくてみんな身じろぎしてしまうのだ。

 

とは言っても、うちの小学校は公立の割に比較的まともだと思っている。

例えばタブレット端末で日々の連絡帳の時間割が共有がされるようになったし、ネットで散見される「明日トイレットペーパーの芯を3本持ってきて」みたいなことはまずあり得ない。1週間以上前にお知らせがあった上で、家に無い人は学校で用意するというスタンス。先生方と話していても引っ掛かりはあまりなく、話がすんなりこちらに入ってくる。

地方だけどそれなりに多様性のある家庭が多い地域だからかもしれない。

だからPTA活動もそんな不合理な組織ではないと思いたいのだが!ともかく第一子だとまだ知り合いも少なく、コロナですっかり学校との接点も激減しており実態が見えぬ。

 

自分が好きでできること

話はちょっと変わるが、学校では色んなボランティアを募っている。農作業や庭木剪定とか、工具使えるとか、登下校時間帯の見守り隊とか、授業中のアシスタントとか、得意なことを登録しておいたら必要な時に声がかかるシステムだ。

で、その中で図書室のボランティアというのがあった。実は私以前の転居先で学校図書館のスタッフ業務をしていたことがあり、館内の掃除からブックトークまで一応経験がある。うちの子が本好きというのもあり、やってみようと思い立った。

これなら単純に自分の「好き」と、子供のため、という気持ちでやれる。

それにまずはここから始めたら、学校内の様子が少しは見えるかなと思っている。先生たちとも話したいし、子供が過ごす環境を良くしたいしね。

さらに、ちょっと悲観的な理由を言うと、末っ子が元気で生活している今しか上の子たちの教育環境に関わっていく活動なんかできない、という気持ちもある。

 

話は飛んだがこれをとっかかりにPTAの運営についてもちょくちょく様子を窺っていこうと目論んでいる。

蛇足~小学生時代の記憶~~<

じゃあ私が小学生のころ、両親はどうしていたんだっけと思い起こす。

両親は自営業で、授業参観や親子行事の類はほぼ全て、父が仕事の合間を縫って参加していた。これは単に娘を溺愛していたからだと思われる。

そういえば父はPTAの会長もやっていた。ちょくちょくほかの役員も引き受けていたように記憶している。

当時としては父親が参加というのはかなり珍しかったのかもしれない、

花壇で作業中の校長先生に突然呼び止められて「そうか君が〇〇さんとこの子か、そうかそうか」と頭をなでられたのを覚えている。軍手で。

でもいつも作業着で優しい校長先生だったので、うれしかった。

あるとき父はどっかから大量の竹とパン生地のようなものを手に入れて来て、学校の親子行事で竹工作遊びを主催していた。図工室で2時間、みんなで汗かきながら工作して、すっごく楽しかった記憶がある。何を作ったかちっとも記憶にないが、時間は飛ぶように過ぎた。

パン生地は学校では焼けないので、確か切った竹を持ち帰ってそれに巻いて焼いてもいいし、トースターやフライパンで焼いてくださいねということだった。ほんのり甘くて大変おいしかったのだが、この前母に聞いたら覚えていないらしい。

 

さて、そんな父は娘から見る限り、コミュ障の元ぼっちである。

今でも空気読むなんて全然できないし(本人は頑張っているのは分かる)、子供時代から大学生時代までの昔話で「ともだち」という単語は聞いたことがない。写真は学校の集合写真しかない。眉の下がった気弱そうな学生が写っている。

おそらく人付き合いの苦手な父がPTAに立候補したのか押し付けられたのかは知らんけど、色々尽力してくれてたのはありがたい話だなと親となった今思う。

スイッチボットがやってきたよ

ボットちゃん

前回、

スイッチボットが欲しいぞ - saikorohausuの日記 (hatenablog.com)

で購入したスイッチボット、無事導入成功しました。

外出先からスマホでお風呂の湯はりボタンを押せたし、

リビングのエアコンや照明のオンオフをアレクサでできるようになった!

ついでに自動で特定の時間にあれこれオンオフするスケジューリングもした!

やった~!!もっと使い方があるはずだから、さらに便利な仕組みにしていきたいな。

うまくいくとほかにも連動させられるもの無いかな~って家の中を見まわしてしまう。


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中身はこんなの。

 

スイッチボットのしくみのイメージ

ざっくりいうとハブミニ(リモコンハブ)というのが頭、自宅のリモコンや別売りのスイッチボットが手足。

アプリの手順に従ってハブに家のリモコン(テレビとかエアコンとか扇風機とか)を登録してやると、ハブがリモコンの代わりに赤外線を発して家電類を動かせるようになる。

さらに、ハブは家のWi-Fiに接続できるのがポイント。そうすると、外出先からハブに指令を出して、家電を操作できちゃう。

 

ちなみに今回私が買った指押しタイプのスイッチボットは単品でもアプリで動かせるといえば動かせる。ただしそれはアプリの入ったスマホタブレットBluetoothの範囲内にいる場合のみ可能。つまり在宅時のみ。

外からリモート操作したいならハブミニ(リモコンハブ)が必要。

 

でもこれだけだと外にいたら当然便利だけど、家にいる時はリモコンの代わりにスマホを押すだけになるよね。たくさんあるリモコンを一元管理したいというのなら別だけど、もっと便利にしたいよねー。

ということで、スマートスピーカーもあると声で操作できるからなお良い。我が家にはAmazon echo show5があるので、それを使ってる。

すでにアレクサアプリがスマホに入っていたためか、スイッチボットアプリでリモコンを登録していくと、「この機器はアレクサに対応してます」みたいな通知が出て、勝手にアレクサにつながっていた。対応してない家電もあるようだけど、アプリでデバイスを選んで、「クラウドサービス」という項目に行くとGoogleアシスタントとかIFTTTとかどれとリンクさせるか選べるよ。

 

つまづきポイント

全般的に設定はすんなり行ったけど、「あれ?なんかうまくいかないな」というポイントも。

★物理的なSwitchの設置場所

すごい初歩的な問題。

給湯器を押せるちょうどいい位置を探って固定するのに試行錯誤。

当初は給湯パネルの右側の壁(下記ツイート参照)に取り付ける方法しか考えが至らなかった。しかしうちの壁紙は防汚加工でもしてあるのか、テープ類が勝手にはがれてくるので両面テープが使えない。また、なるべく壁に穴もあけたくない。高さも調整しないとボタンに届かないな…など。

壁美人(ホッチキスで壁にフック類を固定する便利グッズ)を活用する案も浮かんだが、結局あちこちに仮設置して試行を繰り返し、こういう↓本体にかぶせるつけ方に落ち着いた。画面表示は隠れるけど支障ないし、ばっちり。

なんか動画を直にアップできないからツイートを貼る。ちゃんと動いたよ~!

ちょっと遅れてハイって言ってるのはアレクサね。

★アレクサがハイと返事をするのに動かない

リモコンをハブに登録してアレクサとも連動したあと、アレクサに「電気消して~」など指示するとアレクサ本人は「はい」と返事するのだが、家電が反応しない。

原因①

ハブが動かしたいもの(エアコンや照明)に向いていない。要は、通常の赤外線リモコンで操作するときに届かない向きや位置にハブを置いちゃってて動かなかったというだけ。位置はよくてもハブが裏返しになってるのもNGだった。

 

原因②

これはテレビ(AQUOS)の場合なんだけど、スイッチボットを買うより前にすでにアレクサとテレビはリンク済みだった。それを更にハブにもリモコン登録しちゃったのが原因っぽい。競合かなんかしてダメなのかな?

仕組みは分からんがとにかくハブからテレビを削除したらこれまで通りアレクサでテレビの操作ができた。直にリンクさせるのとハブを経由するのと、どっちがより便利に使えるかこれから色々やってみることにする。

 

運用上の注意点

すっごくレベル低いが肝心なこと。

お風呂の栓をしめておくこと。

給湯器の電源はオンにしておくこと。

栓を閉めておくのは掃除の後とかお風呂出る時とか、習慣化だな。

 

とにかくとっても快適になりました。というより、家をあれこれいじるのは楽しい。

おしまい。

ミレーナを入れた話2

気付けば1年半経過

ミレーナを入れて1年半とずいぶん経ったので、その経過を。

入れると決めてから処置までのあれこれは前回記事に↓。

ミレーナを入れた話 - saikorohausuの日記 (hatenablog.com)

 

ミレーナを入れた翌月はあまり量は変わらなかったが

翌々月くらいから従来の1/2、1/4といった具合にどんどん量は減っていった。

漏れやでかいナプキンの在庫を気にしなくていいというだけで本当に楽になった。

過去のツイートを遡ると4周期目にはほぼ出血無しと記録している。

 

ただ、それから4,5カ月程はおりもののようなうっすらとした出血のようなのが毎月だらだら続いていた。おりものシートで済む量なので大したことはないのだけど、意外と長引くな~ちょっとめんどくさいなあと思っていた。

 

しかし入れてから1年に経つと、もうすっかり生理のことを考えなくなった。

ごくまれにおりものに血が混じることがあるので、その時はドキッとするが。

 

あと、血液検査をしたわけではないが、貧血もマシになってきたように思う。

体が軽い!動く!!という感じで、要は元気になった笑。

 

とにかく解放感いっぱい

今のところ、腹痛などの副作用も感じられないしとても快適に過ごせるようになった。

3か月おきに定期検診しに行くのもよい習慣だ。

がん検診もついでにできるし、エコーで子宮卵巣まわりの病気の予兆の早期発見にもつながる。私の実母は卵巣がん(遺伝性はないタイプのものらしいが、、)のサバイバーなのだ。聞くとほとんど症状がなかったそうなので怖い病気だ。

それと世間では黄体ホルモンのイメージからか、太るとか吹き出物がとか言われているが特に実感はないなあ。

それとも自覚がないだけか。

スイッチボットが欲しいぞ

習い事連続で遅くなる日なんかは帰宅後お風呂に直行したい。

だから外出先から湯はりをしたい!

そういうIOT的な機能がデフォルトで付いてる給湯器もあるらしいが、さすがにそれに買い替えるというのは非現実的。あらかじめ外出前に湯はりして保温しておくという手もあるが長時間の外出時では厳しい。

なので、ちょっとググってみるとスイッチボットというのがあるらしい。

あ、玄関をオートロック化したり宅配ボックススマホで遠隔操作できるようにしたって記事を見たことがあるぞ。(大抵、ゴミ出しとかでうっかり手ぶらで外に締め出されて大変な思いをしてるやつだ。Twitterで見た。)

ということでアマゾンで見てみると、それらしい商品が見つかる。

レビューを見ると合う合わないで低レビューはあるものの、得体の知れない代物ではなくちゃんとした物らしい。

物理的なスイッチオンの指替わりをしてくれるものや、

家の照明やテレビなどの赤外線リモコン代わりになるものや温度計と連動して作動するものや色々バリエーションがある。

さしあたって私が必要なのは給湯ボタンをリモート操作で押してくれるスイッチボットだなあ。

ただそれ単品ではある程度近くにいないと操作ができないみたい。外から操作するにはスイッチハブ(リモコン?ミニハブ?という名称っぽい)とやらが必要。

ということで下記商品を二つアマゾンでポチる。

 

折しも楽天ラソン中であったが、こういうのは万が一の初期不良とか返品交換とか考えるとアマゾンの方が後腐れなくすぐ対応してくれるのでアマゾンで買った。

楽天だとショップにメールするとか、返送料はどうなんだとかいろいろヒューマン対応込みなのでめんどい。

つづく⇒

スイッチボットがやってきたよ - saikorohausuの日記 (hatenablog.com)

スマイルゼミを辞めた

年長娘、スマイルゼミを辞める

我が子たち(小学生、年長、年少)はタブレット学習のスマイルゼミをやっている。

最初は上の子二人から初めて、もう2年弱になる。

 

しかしここ2カ月ほど年長の娘があんまり乗り気じゃなくなってタブレットに触らなくなってしまったのでやめることにした。

理由は簡単すぎるから。

先取り学習(コアトレ)もできるのだが、これもちょっと単調な形式になっておりつまらない様子。さらに、通常の学習だと「今日の学習」としていろんな科目がセットなのだが先取り学習は国語と算数しかない。

 

Z会の幼児コースをやってみる

手を動かして書くこと自体は好きなようで、試しに難易度がありそうなZ会の通信講座を平行してやってみた。あの増進会だぜ。

すると結構サクサク終わらせてしまって、これもやりがいがない様子。

サブの読み物教材も大人から見て質はよいものの、子供の心を引きつけてはいない。

これも3カ月ほどやってみて退会することに。

 

陰山メソッドへ

で、今何をしているかというと、陰山メソッドの市販のドリルを買ってコピーしてやらせている。

元々は小学生の兄のために購入しておいたもので、小学生気分も手伝って、どんどん取り組んでいく。すっかり娘のものになってしまった。

何度も繰り返し解くのでコピーが面倒になり、今はフリクションペンでやらせている。

終わったら一気にドライヤーの熱で消しちゃうのだ。

これは文房具好きの知恵!

でも、このドリル自体安いので、少なくともコンビニコピーよりも数冊買った方が安くつくと思う。

娘にはこういうもくもく反復スタイルが向いているのかもしれん。

近いうちに教室に通おう

スマイルゼミを退会して当面は市販ドリルを自宅でやっているのだが、実は娘自身が勉強の教室に通いたいと言っている。

スマイルゼミを始める前、くもん系の学習教室に通っていたのだが、末っ子の入院で送迎できなくなり辞めていたのだ。それが楽しかったようだ。

娘は算数や文字も習得が早いので、進度に合わせて先生にどんどん進めてもらうことにする。

スマイルゼミはだめなのか

では簡単過ぎてスマイルゼミは非オススメかというと、小学生の長男にはとても向いている。

やり直したりメモ書きしたりがしやすく、何より鉛筆で字を書くのが苦手な彼にはすごくぴったりだ。テンポよくスピード感をもって進められるし。

小学生コースだと各学校の教科書に合わせた進度になっているので、学校よりちょっとだけ進んでるという程度の進み具合。それもちょうどよいのだ。

やる気になればコアトレで先取りもできる。やらんけど。

 

一方、未就学児は個人により発達の進度が全然違うので、教科書という軸がある小学生とは異なり、教材選びが難しいのかもしれない。

現に、末っ子は年少(秋生まれ)だが、スマイルゼミの一番小さい子用の「年中コース」をやっている。

これは別に末っ子の進度が早いわけではなく、ただ「上の子がやってるの僕もやりたい~~」というのと「デジタル学習に慣れるのもいいのでは」「ペンを持つ練習に」程度の理由でやってみただけだ。年中コースからしかないけどまあいいか、という親の雑な考え。

末っ子は平仮名や数字の下地がほとんど無いのだが、それでもそれなりに問題理解して解いている。

だからもともと色々取り組んできてたり、できる子には相当に物足らないかもしれない。

 

なんでも色々やってみて、向いてないと思ったらパッとやめる、それでいいと思う。

続けるといいこともあるけどね。

 

さて、スマイルゼミで使わなくなったタブレットをアンドロイド化するとしよう。

スマゼミのタブレットはパームリジェクション機能があるから使うのが楽しみなのだ。

コロナ感染ほぼ全滅の巻

幼稚園で濃厚接触者に

ある日のお昼前、下の子2人が通う幼稚園から連絡メールが入る。

タイトルは「新型コロナ陽性者出ました」「濃厚接触者には別途ご連絡します」

フーン来たか、と他人事でいたら立て続けに「濃厚接触者に該当しました〇日まで登園停止、お迎え要請」。うっそお。

どうやら通園バスの席が陽性の子と近くだった模様。

この時はまだ、バスの席近くといっても大した接触もなさそうだし感染などしていないと思っていた。

ほどなくして同じバス停のママさんから濃厚接触だったとラインが来る。

お互いパニックの気持ちやらを吐露する。変な勘繰りとか無しにざっくりこういうこと言いあえるお母さんが近くにいるとやっぱりいいもんだなと実感。

さてラインのやり取りがひと段落して、濃厚接触者となった下の子2人を迎えに行くとほかにも続々とお迎え組の保護者が来ている模様。知っている顔も何人か。

学校、職場、関係各所への連絡

帰宅後、一番上の子が通う小学校にもきょうだいが濃厚接触者になった旨電話する。

濃厚接触者の同居家族であれば行動制限は無いそうなのだが念のため、その日は学童に行かずに帰宅させるようお願いする。教頭先生と相談し、翌日も様子見のため欠席することに。

夫にも連絡する。翌日職場の飲み会が予定されてらしいが、会そのものが中止になる。これは案外良識ある職場だなと思った。上の人が飲み会好きなので、下の者たちには良い口実だったのかもしれん。

一息ついたら、習い事各所や病院の予約や面談や家のメンテの予約など諸々の予定を全部キャンセルしていく。

濃厚接触者発症。家族全員PCR検査、夫はホテル隔離。

幼稚園組が登園停止から二日目、一番下の子が咳をし始める。

3歳児なだけあって、この時点ですでに家族全員に超濃厚接触しており、スーパースプレッダーとなっている。咳とか顔面10センチの距離でモロに吹っ掛けてくるのだ。

やがて発熱38度。来たかあ…。

一晩はフーフー辛そうだったが、朝には解熱。この子は既往症があって諸々の抗体が無いうえワクチン未接種の年齢で心配したが、自宅で無事夜を越す。

翌日、夫は職場に電話。まずは自宅待機ということになり、発熱した一番下の子をPCR検査すると当然の陽性。陽性判明後、同じ医療機関で家族でゾロゾロとPCR検査を受ける。

ところが全員陰性。

私に至っては風邪の前兆のだるさや鼻の奥の痛みがあったのに…。

同居の濃厚接触者だと自宅隔離期間が陽性者より長い。いっそ陽性になってしまえば療養期間が短くなるのに!という気持ちが強かったが仕方ない。とにかく無事に乗り越えなくては。

まあのちに一人を除き全滅するのでこれはつまらん杞憂であった。

家族に陽性者が出た旨、夫は職場に連絡。するとホテルを用意するから今から隔離生活に入れとのこと。

くっそう自分一人だけビジホライフして子供3人押し付けやがって。まあいいや。こっちはこっちで色々楽させてもらいますからねと。

早速、気になっていたSwitchスポーツをDLする。

家族も続々発症

そのたった2日後、ホテルの夫から「だるい。PCR検査受ける」と連絡が来た。めでたく陽性。

ということは陽性者の子供と隔離する意味はもう無いのでホテルから追い出され、自宅に帰還。はや。

乗るしかないこのビッグウェーブにと、咳やだるさのあった私ともう一人の子供もPCR検査を再度受けるため病院に乗り込む。

陽性かくにん!よかった。これで自宅隔離期間はかなり短縮された。

症状と乗り切り方

親二人はワクチン接種済みのおかげかそれともオミクロン株の特徴か、熱もたいしたダメージにはならず軽症で済んだ。とはいえしつこく頭痛が残って頭の芯がズーンとしたり微熱がぶり返したりと割とイヤな感じ。

私は市販の感冒薬やQPコーワゴールドプレミアムを飲んで乗り切ったが、その間私のスマートウォッチのBody バッテリー(総合的に見て身体エネルギー残量を示してくれる)はどれだけ寝ても休んでも5%のまま。

これ、通常であれば疲れてても一晩寝ると60%くらいまでは回復するのだ。

また、心拍等の調子がおかしいと「深呼吸しましょう」というアラートが出るのだが、それも一日に何度も出現していた。ガーミン、結構仕事してんじゃん。

子どもはワクチン未接種の一番下の子が発熱した以外は、咳のみの症状。しつこく咳は残っていたが、基本元気だ。喉の腫れもなく、何でも食べられた。

 

こんなふうに一人また一人と感染し、そして徐々に回復していく。

最初に幼稚園では1名の陽性者だったが、1週間かけて続々と10数名までに増えて休園に。さらにそれぞれの園児の同居家族や友人にも広がっているとすると…。感染拡大のネズミ講っぷりを目の当たりにした出来事だった。

結局、子供が濃厚接触者になってから2週間強、缶詰の生活を送った。

外に出ないのでみんな全然おなかが空かない。しかし食べてしまう。

私は時々Switchスポーツをしたりリングフィットしたり在宅ワークを片づけたりする。

夫はBotwをやりこんでいる。子供はポケモンを見たりコロコロコミックを読んだりでんじゃらすぢーさんを見たり喧嘩したりしている。とにかく常にうるさく、ヘッドホンしてても丸聞こえ。

こんなだらけた生活でも起床と就寝時刻はいつも通りをキープできたし何よりみんな軽症だったから良しとしよう。

 

療養明け、夫が体重計に乗る。「げっ4キロ太ってる」

私は乗らんぞ。

再発あんど転移

〜これまでのあらすじ〜

子どもが生後9ヶ月で白血病発症、1年弱の入院治療。

無事退院した後は元気に毎月通院し、あと2ヶ月で通院も終わって、幼稚園入園だ!

やったね上のお姉ちゃんと一緒にバス乗って行けるよ!

…を目前に再発しました。がーーーん。

 

んでまた最初っから治療やり直しだ。

再発は毎回の血液検査結果から判明。

体調には変化なく、多くの白血病発症のケースと同じく見た目からはほとんどわからなかった。

再発が早ければ早いほど予後は良くなく、今回は超早期の再発なので相当にどんよりとした雲行きだ。

またあの家族バラバラ生活をするのはイヤだぁ!という気持ちもあり、初回の発症時の何倍も苦しい。

 

前回は予後良好群と診断されており、その時に行ったような化学療法(簡単に言うと点滴で抗がん剤を投与してガン細胞をやっつける)では太刀打ちできない。

より攻めた骨髄移植を目標に治療する計画。移植は期間的には化学療法よりはやや短めとなる。

寛解導入は前と同じ薬、その後移植までは新しい副作用が少ない薬を使う。実際、新薬の副作用はほとんどなく、血球も安定して髪も抜けないし本人はピンピンしている。

このあたりまでは骨髄検査でやばい細胞も見られず、順調。

 

移植について、

うちのような幼児の場合、必要量が少ないため臍帯血移植が可能。ストックが多いのでドナーが見つかるか問題についてはさほど心配はいらないとのこと。

とは言え最善の選択をするため家族全員の検査をしたところ、きょうだいの一人が完全に合致したためそれを使うことに。(※ただし適合度が高いほど良いとは限らず、敢えてマッチ度合いを下げてガン細胞への攻撃を促すなどやり方は色々あるらしい)

ドナーのきょうだいは健康上問題もなく、自己血貯血を2度に分けて行い、移植する予定。本人の同意もまあ得られた。これはまた別途メモする。

 

と順調ではあったものの、がん細胞が睾丸に浸潤していることが判明。要は転移。

脳みそと睾丸は抗がん剤が行き渡りにくい場所なのだ。

 

ある夜、おむつを替えてると片方の感触に違和感を覚える。見た目はそんなに変わらない?いや、しっかりまさぐるとやっぱり変。気の所為ではない。

夜だったので翌朝担当医に知らせることにしたが、ちっとも眠れなかった。

 

朝の検温で看護師に伝えると担当医が診に来た。

そして詳しく検査するか上の先生と相談してくると言って、今度は上の主治医がなんと30分後のMRI検査の予約を取った上で(よくあいてたな)診察に来たので、あーこれはアカンやつかと覚悟。

結果としてはその数日後に摘出手術。さらに放射線治療もプラス。

骨髄移植は予定通り行う。

 

今のところはこんな状況。

今回の治療がうまくいくとしても、いつかまた再々発を覚悟だなこれは。ぐへぇ。

どうにか上の子たちが自分で色々できるようになるくらいまでは猶予があればな。

先のあれこれを思っても仕方ないのだが。