saikorohausuの日記

怠惰を求めて

ミレーナを入れた話

ミレーナを入れました。これから入れる方のご参考に。

 

ミレーナとは何ぞやというと、子宮内に入れる器具で、黄体ホルモンをじわじわ放出することにより避妊したり過多月経の治療として使われたりするもの。

トラブルなければ5年入れっぱなしでOKで、生理用品の消耗品費を考えても安い。

 

入れようと思った理由は産後生理の量が激増し、過多月経や漏れストレス、貧血を解消したかったため。もう妊娠は考えていない。(妊娠したくなったら抜けばOKとのこと)

ちなみに月経痛は産後無くなった。

出産は帝王切開が3回で、経膣分娩は未経験。そのためミレーナ挿入時の痛みが怖くてずいぶん躊躇していた。

 

生理の6日目、ほぼ出血が終わった頃に予約。

経血たくさん出てる日の方がすんなり入りそうな気がして、もっと早く受診したかったが諸々の事情で遅めになってしまう。

 

診察室に入るとまず模型で説明を受ける。

装着手順としてはざっくりと次の通り。

細長いチューブを子宮の中まで入れ、そのチューブの中にY字型のミレーナ本体を通して入れる。

ミレーナはシリコンのような柔らか素材で出来ていて、チューブのトンネルを抜けて子宮に出ると勝手にポンとY字に開く。

で、ミレーナ入ったらチューブ抜いておしまい。

痛くて叫ぶ人はいないとのこと。

でも施術直前、医師に「よーしがんばってくれや~」と言われビビる。

 

同伴した2歳児はベビーカーに乗せたままiPadとボーロを握らせ、私は内診台へ。

まず消毒。いてて。

エコーで子宮と卵巣チェック。

医師曰く「ふーん、子宮後屈な」「ここ帝王切開の傷があるなあ」

ドキっとする。

 

特にバルーンや麻酔などの前処置はなく、チューブを入れていく。

子宮口を通す時はそこそこ痛い。と言っても内診前の消毒や子宮頸がんの細胞採取と同系統の痛みをちょっと強くした感じ。

そこからが難航。帝王切開の跡が凸凹してて引っかかるらしく、チューブがしっかり子宮の奥まで入らない。

とにかく私はすることが無いのでフーフー深呼吸して、内診台の肘掛けをぐっと握ったり力を抜いてみたりするが、大してできることは無い。

子宮のおなか側がツンツンするような痛みが続くが、どうにもこうにも入らずやり直し。

このころにはすでに痛みに慣れてきている。

医師は再度エコーを見て、子宮の角度とかチェックしてる。

再トライしてようやくチューブIN。

 

やっとミレーナを入れる段に。

めちゃくちゃ痛いだろうと身構えたものの、こっちは痛くもなんともなかった。

異物感すらなくあっさり入って、器具を抜いたらすっかりいつも通り。

体感では15分くらいに感じられたが実際は10分もかかってなかったと思う。

 

お会計は保険適用で約1万円。

具合が悪くなった時に備えてその後の予定を空けておいたのだが、全然平気。

そのまま歩いて本屋に寄って帰った。おなかが空いたのでラーメンを食べる。

 

効果の方は個人差が大きいと聞くので、体に合うといいなと願うばかり。

貧血傾向がなくなったら献血もしたいのだ。

また調子がどうとか検診などがあれば書きます。

【追記:1年半経過後のはなし↓】

ミレーナを入れた話2 - saikorohausuの日記 (hatenablog.com)