saikorohausuの日記

怠惰を求めて

雨の日の本屋、そしてハヤカワのKindleセール

先日雨が降り、ふと思い立って家族で丸善へ。

子ども達はこういう大型書店で本を選ぶのは初めてだ。

本好き小2長男はあちこち目移りしてうろついていたが、いつの間にか見失ってしまった。焦っていたらコミックコーナーで発見。

どうやらコロコロコミックスの書棚を見つけて夢中になっていたらしい。そこでコロコロ系単行本を数冊選ぶことにした。

最近はほねほねザウルス、サバイバルシリーズ、ドラえもん(の科学ワールドシリーズ)、あと普通の絵本やゲームのノベライズ版などを読んでいる。コロコロは学童に置いてあるのが出会いだったようだ。

 

年長の娘は何と辞書が欲しい!と言うのでドラえもんの『はじめての国語辞典』と同シリーズの漢字辞典を選ぶ。

幼稚園で辞書引きという活動(言葉を調べるのではなく、気ままに辞書をめくって言葉との出会いを楽しむのだそうだ)をやっている影響か。また、兄が宿題で漢字を調べているのが羨ましいみたい。

図鑑ではなく辞書、という意外性に夫婦で驚く。

普段あまり表に出してこない彼女らしさの一端を垣間見た。

 

3歳末っ子は付録付き幼児雑誌と、『世界の市場』という海外絵本。何だこの絵本は私も読みたいぞ。あと青鬼のノベライズ小説を発見してやたら気になっていた様子。YouTubeのゲーム実況で見たのを憶えているのだ。

帰宅後読んだ『世界の市場』は普段見かけないものが沢山描いてあって、人や動物がワイワイしていちいちこれ何だろう?って立ち止まりながら読むのが楽しい。レシピもついているが果たして子供の口に合うだろうか。

 

大人は自分の見たいものをゆっくり見る時間が取れなかったが、私はバババっと強引に掴んで何冊か買った。

伊岡瞬『本性』

小野不由美『営繕かるかや怪異譚』

アーノルド・ベネット『自分の時間』

エマ・ヘップバーン『心の容量が増えるメンタルの取扱説明書』

最後の2冊は負けを認めるような気がして買いたくなかった。でもやっぱり気になったから買った。あと、ゴールデンカムイの最新巻も目に入ったからついでに。

伊岡瞬作品は初めて読む。久々に物語にグイグイ引き込まれる体験ができた。あっという間に読み終えてしまって、何か他の既刊を読みたくなっている。小野不由美の方が本命で買ったのに「人間が一番怖い」系の方に頭が傾いてしまった。

そういえば澤村伊智の新刊が出るんだった!既に予約してある。楽しみだなあ。

 

更に更に、ハヤカワのKindleセールが始まった。

セールの告知ページに『プロジェクトヘイルメアリー』がドンと表示される。

なるほど、火星の人と同じ作者なんだ。迷わず購入。おお既に最初の3%で面白いぞ。

『三体』シリーズもセールだ。夫が既読で絶賛しており、私も読みたいがその余力はあるだろうか?うーん。取り合えず積むというのも手であるが、セール期間はもう少し続くから保留にして、同作者の短編集『円』を読んで相性を見ることにしよう。

それにしても三体は夫が電子書籍で持ってるのだけど、電子書籍ってなんとなく共有が難しいね。

 

他にも読みたいものが沢山ある。久々に読書の気分が乗ってきた。