知らない土地で道を聞くということ
Xで流れてきた話題。
しみけん氏が大阪の伊丹空港から伊丹駅まで歩こうとしてて、空港のインフォメーションの人に道聞いたら、自分がGoogle mapで見たのよりも実際には大幅に時間がかかる距離で、なんやねんお前それはよ言えや仕事できんやっちゃな!と立腹した話。
詳細は省く。
仕事のできる人とできない人の違い。 | しみけんオフィシャルブログ「光り輝くクズでありたい」Powered by Ameba
で、思いだしたんだ(自分語りスタート)。
もう25年以上前、高校の夏休みに母と一緒に東京の大学見学巡りに行ったのよ。
んで早稲田大学を見学したあと、最寄り駅である東西線の早稲田駅に向かおうと、
正門にいた警備のおじさんに道を聞いたんだ。
「地下鉄の早稲田駅はこっちの道で合ってますか」と。
そしたらおじさん曰く、
「ええーっ!?あんな遠いところまで歩くの?
あのね、おじさんがいい近道を教えてあげよう。あそこに大隈さんの銅像が見えるでしょ、あの角を右に曲がって、次の角を左に行くと階段のぼって西門があるからね。
そこを出てまーーーっすぐ進むと、高田馬場の駅があるよ。
早稲田の学生はみんなそこを歩いてかよってるんだよ。
君が来年入学したら、その道を使いなさい。」
ちなみに、私たちが行こうとしてた早稲田駅は徒歩5分、おじさんが案内してくれた高田馬場駅までは徒歩20分ほどかかる。おじさんはわざわざ遠い方に誘導したのだ。

しかしなんせ付近の地理には不案内だしGoogle mapなど無い時代。
えーそうー?と不審に思いながらも教わった道を行くことにした。
おじさんの言った「いい近道、早稲田の学生はみんな使っている、来年君が入学したら」そんな言葉も受験生には誘惑的だった。
実際歩くと、田舎民にとってはよく分からない道を20分も歩くなど考えられないことで、合ってる?合ってるのか?あのおじさん、ウソついた?と母と二人不安になりながら、その後も3回も道を聞いた。
一回目は女性に聞いたら怪しい者と思われたのか無視される。
二回目は戸塚警察署に立ち寄ってお巡りさんに聞く。
三回目はドラッグストアの前でチラシ配ってたお姉さんに聞く。
で、おそらく30分はかかったであろうが、無事に駅についたのである。
(今となっては知らない土地で母と二人で歩いた、いい経験だった。)
警備のおじさんが何をとぼけてそんな道案内をしたのか真意は分からないけど、悪意ではないと思う。
受験生にいわゆる馬場歩き(高田馬場から大学まで歩くという、そのまんまの行為のこと)を体験させたかったのか。あの時の私らはのーんびりして見えただろうから、ちょっとしたいたずら心だろう。
結果志望校には全合格して無事馬場歩きをすることになったので、私はあのおじさんは受験の神様だったのだと思うようにしている。
人には添うてみよ馬には乗ってみよ。
おしまい